【コラム】スリランカの都市化と経済発展Vol.3~都市化は成長加速要因

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都市化が進んでおらず、中間所得国において例外的な存在とされているスリランカ。都市化の進まない理由は何か、経済発展にどのような影響があるのか、スリランカの新聞社『The Daily Mirror』の興味深い記事を3回にわたってご案内しています。

第3回目(最終回)は、スリランカの都市化と経済発展の展望を見ていきましょう。
(第2回目はこちらから)



●主要都市としてコロンボの成長と拡大は必然

「都市化はスリランカの次なる成長要素になりうるか?」(原題:Could urbanization be the next growth driver in Sri Lanka?)と題するコラムでは、スリランカは都市化の促進により経済成長を加速できる可能性があり、特定の大都市の経済活動を促進することで、より早い都市化を達成できるだろうとしています。

その理由として、都市への人口集約による規模の経済や集積の経済は、都市の生活に関連する多くの産業に恩恵をもたらすことを挙げています。また、今まで障害されてきた、土地利用の非効率さを改善させることができるとしています。行政にとっても、ヘルスケアや教育などの社会インフラにおいて、質の改善、労働力不足の改善、コスト削減や歳入の増加が見込めると予想しています。

そして、スリランカの人口(約2000万)を考えると、多数の大都市を開発することは困難であり、中核都市としてのコロンボの発展は必然としています。そのため、政府は新興都市としてコロンボをプロモーションすることで、より多くの投資を引き付けられると続けます。実際、コロンボを商業、レジャー、知識、輸送の中心にする、多くの大規模プロジェクトが計画中であり、ここ数年間の海外直接投資は、コロンボにおけるプロジェクトに大部分が集中していると言います。またコロンボは、都市機能強化への投資だけでなく、コロンボで働く多くの人々の需要を満たすための投資の受け皿となるべきであると言い、投資は少数の富裕層を対象とするのではなく、全ての所得層からなる大都市を開発する必要があると結んでいます。

今回が全3回の最終回です。
バックナンバーは下からどうぞ。
 <Vol.1 例外的なスリランカ
 <Vol.2 進まない都市化の理由

出典:
http://www.dailymirror.lk/53644/could-urbanization-be-the-next-growth-driver-in-sri-lanka

海外活用コラム 執筆:GTAC(2014年10月27日付)

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