【コラム】コロンボ港を羨望するインドの港湾

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インドのオンライン・ニュースサイトHindu Business Lineで、海上運輸においてインドの港湾はコロンボ港には勝てないという記事『Why Indian ports can’t compete with Colombo』が配信されており、環インド洋経済圏におけるコロンボ港の優位性がうかがえる内容となっていますので、ご紹介します。


○巨大化する貨物船と
 インフラ整備の遅れが目立つインドの港湾

アジア、特に中国から欧州やアメリカに大量の貨物を運搬するため、貨物船は巨大化する傾向にあり、「海の怪物」と呼ばれる巨大コンテナ船「CSCLグローブ」を始めとして、15,000個以上のコンテナ運搬能力(15,000TEU)を持つ巨大船は、今や100隻を越えるとのことです。しかしインドではそのような巨大船を受け入れることは、設備上、不可能だといいます。そのため近年では、インドからアメリカやイギリスへの貨物は、コロンボやシンガポールなどで、巨大船へと積み替えられて運ばれており、それがコストの増加や日数のロスにつながっていると指摘されています。

2013年にインドのムンドラ港湾が14,000TEUの船舶を受け入れたことがありますが、港湾の深度が浅く、またクレーンなどのインフラ設備も十分でないインドの港が、サッカーコート4面分もの大きさを誇るCSCLグローブ(19,000TEU)等を受け入れることは不可能だと記事は指摘しています。そのため、主要な大型船はインドの港湾には立ち寄らないといいます。

インドは港湾インフラの強化を進めており、「海事アジェンダ2020」を定めて、「積み替えが可能なメガ港湾」を5,6年以内に完成することを目指しています。そして最終的には、ドバイやコロンボのような地域のハブ港に挑戦できるよう目指すべきだと記事は述べていますが、まだまだインフラ整備が追いついていないのが現状のようです。

出典記事:http://www.thehindubusinessline.com/industry-and-economy/logistics/why-indian-ports-cant-compete-with-colombo/article6698168.ece

海外活用コラム 執筆:GTAC(2015年1月7日付)

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