【コラム】スリランカ ポートシティ計画の膠着状態を解消へ

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DSC_5022中国寄りの前政権を批判してきたシリセナ大統領。中国からの融資を受けて進んでいた、コロンボ沖合に貿易拠点を建設する巨大プロジェクトも、一時中断されていました。先月、シリセナ大統領の訪中を機に、この膠着状態が解消される方向に進んだと、インドのネットニュースサイトEconomic Timesが報じていますのでご紹介します。


◯スリランカ 中国との関係改善の兆候

前政権下のスリランカ政府は、インド洋圏で最も競争力がある貿易・物流の拠点を作るため、中国からの15億米ドルの融資を受けて、コロンボの沖合を埋め立ててつくる「メガポートシティ」計画を進めていました。しかし1月のスリランカ大統領選で当選した現大統領シリセナ氏は、前政権の中国寄りの姿勢を批判し、この計画の見直しを公約に掲げていました。

中国国営メディアによれば、シリセナ大統領は3月に北京で開催された中国の指導部との会談で、ポートシティ計画が停止されている状況の解消を伝えたとのことです。スリランカとしては、ポートシティ計画が環境に与える影響に加え、ラージャパクサ前大統領の汚職に関しての調査という、国内的理由で計画停止をしていたと説明。問題が解決次第、再開する予定であったと中国側に説明したと報じています。また大統領は中国からの更なる投資を歓迎し、健全な投資環境を整備すると述べたとのことです。

一方、習近平主席と李克強首相はシリセナ大統領に対して、中国企業の正当な利益の保護を求めると同時に、貿易とインフラにおける協力関係を深める意欲を見せたとのことです。李克強首相は、スリランカ政府が継続して安定的な政策を維持し、中国の投資家にとって良い環境を提供するべきだと述べるとともに、中国企業がスリランカに更に投資をするよう促すとシリセナ大統領に伝えたということです。

出典:http://articles.economictimes.indiatimes.com/2015-03-27/news/60553649_1_sirisena-colombo-port-city-srisena

海外活用コラム 執筆:GTAC(2015年4月14日付)

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